ペットを飼いたいと思ったら
これからペットを飼おうかな~と思っている方にまずしてほしいこと。
それは
我が家がペットを飼える環境・状況なのか?
をまずは想像・検討してみてください。
- 子供が猫を拾ってきた
- ペットショップに立ち寄った時に一目ぼれしたペットがいた
- 知り合いの人からペットをもらってほしいと頼まれた
などなど
飼うきっかけとなることは突然のこともあります。
できれば衝動的に飼うのはやめていったん保留にして
「うちでこのコをおせわできるのかしら?」
とおうちに帰って考える時間を作ってください。
なぜかというと、
ペットを飼うのには準備もいる
ということなんです。
外で子猫ちゃんを拾ってしまい、かわいそうなので家に連れて帰って飼うことにした
という話はよくあります。
もともと子猫ちゃんを受け入れるご家庭で、すんなりと飼育できる場合もあります。
・・・が、
☑拾っちゃったけどお世話する時間がないかも
☑家族にペット嫌い or アレルギ-の人がいる
☑ペットにあてるお金の余裕がない
☑旅行や仕事で家をあける時間が長い
☑大型犬が欲しいけど家は狭くて散歩もあまり行けない
など、実は飼えない状況なこともしばしばあります。
飼ってしまって気づいたときには時すでに遅し・・・
ペットは窮屈でストレスの多い毎日を過ごすことになります。
飼い主さんにも余裕がない中でのお世話に苦しむことになります。
目の前にかわいい子猫ちゃんや子犬ちゃんがいると
「かわいいな~飼いたいな~」と思ってしまうのはよくあることです。
でも頭においておいていただきたいのは
ペットを飼うには、お金・時間・知識が必要だということ。
↑これ +プラス 愛情💛がいるのです。
ペットはモノではありません。
『いきもの』いのちある動物を預かるのにはやはり責任がいるのだと思います。
これは動物病院の仕事をしていて痛感しています。
私が過去に経験した悲しい記憶ですが
・高齢者が大型犬をプレゼントされ、子犬のころはかわいがっていたが
大きくなって力が強くなり、ひっぱられるので散歩にも行けず
わんちゃんはずっとリードでつながれっぱなし。
ある日、食事をあげにきた飼い主さんに飛びつき、転倒させ、
飼い主さんは骨折してしまった。
・尿路疾患で結石ができてしまったオスネコちゃん。
治療には通院したり療法食が不可欠。でも飼い主さんには時間もお金の余裕はなく
処置をすれば治ることが分かっているのに
どうしてあげることもできず弱って亡くなってしまった。
こんな状況に遭遇することが少なくなりません。
本当にやりきれない。
自分自身子育てをしていて、思うのですが
何かを養い育てるのは本当に大変です。
途中で投げ出したりはできません。
でも大変だけれど
そのぶんペットたちは飼い主さんにたくさんの笑顔と癒しを与えてくれます。
ペットを飼う楽しさ、お世話をすることでもらえる元気はかけがえのないものです。
飼い主さんの愛情と手当てをもらっているペットたちはみんな
本当にいい笑顔をしています。
飼い主さんへの信頼感、愛に満ちてキラキラしています☆☆☆
そんなペットたちが増えてほしいです。
今からペットを飼おうと思っている方、ぜひとも頭に入れておいてほしいことです。
今ペットを飼われている方
時間がない、お金の余裕がない、、、そういう方もいると思います。
そこでやめてしまわないでください。
工夫や努力で改善できることが何かあるはずです。
誰かに相談するのもひとつの手です。
もう一度日々の生活を振り返り、ペットのためにしてあげられること
考えてみてもらえませんか?
幸せ顔のペットさんたちを今後もたくさん見たい
そう願っています。